会社に勤続約10年の係長

会社をこんな理由で辞めた男を、あなたはどう思いますか? 47歳で、高校生の娘がいる既婚男性、その会社に勤続約10年の係長。

 


①技術職で入社したが、本来の仕事がほとんどなくなり、所属部門の責任者となった。

 

②部門責任者として公休返上で会議に出席するなど、身を挺して管理業務に努めたが、会社の売上げに貢献している訳でもなく、自分の仕事に虚しさを感じるようになった。本来の技術的な業務でのスキルは、もうその会社では磨けないと思うようになった。

 

 

③会社経営者の現実離れした経営方針に、とてもついていけない蟠りをずっと抱いていた。

 

④執拗に経営者から所属部門の大幅な人員削減を要求された。

 

サービス残業が常態化している会社だったので、通勤往復3時間ながら、毎日朝7:30~21:30という平均約13時間労働を強いられた。

補足しますと、

 

①でチャンスを貰えたことには感謝していますが、②で意味のない無駄な会議が余りにも多いことに対して、嫌気がさしていたこと、

 

 

③でずっと疑問を抱いていたが、生活のためできるだけ良いように考えようと努力してきた。年収は550万位あったから。

 

 

④で理不尽に部下のクビを切るくらいなら、自ら辞めるべきではないかと思った。損得勘定ではなく、「人間としてどうあるべきか」を考え、判断すべきだと思った。

 

 

⑤勤務時間の長さは、やはり年齢的にキツいものがあった。勤務時間の長さというより、会議が夜の11時を過ぎれば、最終電車で自宅に帰れないこともあり、それが苦痛だった。他の会議メンバーはほぼ自動車通勤だが、自分だけは電車通勤だったため。